2014年12月3日に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ２」が、2020年12月6日、約52億4000万kmに及んだ大航海の末、見事に「小惑星リュウグウのサンプルリターン」に成功しました。このミッションで「はやぶさ２」は「７つの世界初」の偉業を成し遂げています。本書では、その長きにわたる道のりはもちろん、「何をしてきたのか」「サンプルには何が期待されているのか」まで、豊富なビジュアルとともに解説します。また、「はやぶさ２」や「小惑星」を知るうえでも大切な「宇宙科学の普遍的な知識」を、太陽系、銀河系、宇宙論などのテーマに分けてくわしく紹介しています。何よりも、やがて明らかになる「サンプルの正体」が気になりますが、その前に、本書でミッションの全体像をつかんでみてはいかがでしょう。長きにわたって宇宙の目として活躍している「ハッブル宇宙望遠鏡」の最新絶景写真も掲載しています！